Crow's Note

観たモノ(特撮、映画、アニメ)の感想などを勝手気ままかつ、不定期的に綴る隠れ家系語りBlogです。

新たなる兄弟ウルトラマン誕生! ウルトラマンR/B(ルーブ) 第1話 「ウルトラマンはじめました」 感想

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空色カラス
■ウルトラマンR/B(ルーブ)
ウルトラマンルーブ第1話 ウルトラマンはじめました
第1話 「ウルトラマンはじめました」[2018年7月7日放送]
脚本:中野貴雄 監督:武居正能


 そんなわけで、遂に始まりました『ウルトラマンR/B(ルーブ)』。前作『ジード』のちょっとお硬くやや重めの雰囲気から一転して、相当に軽快で賑々しく陽性な雰囲気は新鮮な印象を覚えましたね。コメディテイストで家族愛を押していく路線は過去作でいうと『タロウ』っぽいのかなとか、ド素人のウルトラマンというところでは『ゼアス』みたいな感じも覚えつつも、それとはまたちょっと違うのかなとも。そこが本作ならでは味になっていくのかなと思いますが。

 全体的な掴みとしては悪くなかったかなというか、結構面白かったんじゃないかと思います。日常パート、戦闘パートで両パートでの掛け合い漫才みたいな湊兄弟のやり取りはなかなか小気味よいし、なかなか面白くていいですね。イサミの「カツ兄、朝飯は?」に対するカツ兄の「もう昼だ、バカ」とかのやり取りとかとても好きだし、家業での苦労が絶えない割に研究に没頭するイサミのために夜食を用意するカツ兄と、そんなカツ兄にぽつりと「ありがとう…」と呟くイサミのくだりとかもよかったと思います。

 ただ、アップテンポでガンガン押していくドタバタコメディみたいな”動”の強い作風なので、ちょっと見てて疲れるかなと思ったり。全体的に”静”の部分が少ないというか、”静”のドラマが”動”のドラマに転じたときに、”静”で描いたものがアクセントになってくれないので、全体的にドラマにメリハリが足りない印象も受けましたね。かと言って、ふざけ倒していくスタイルというわけでもなく、振り切れてないというか、”動”でガンガン行くならもっといっそフルスロットルでコメディしてくれるほうが個人的には好みだったかな、と。それはそれで疲れるって言ってそうですけどね(笑

 それに、兄弟のピンチに奇跡が起こってルーブジャイロを手に入れるくだりも、ウルトラマンとしてはお約束通りすぎるというか、あの兄弟ならではの展開で観たかったかな、と。今作で兄弟がウルトラマンに選ばれる経緯よりも、前作『ジード』でのレイトさんのウルトラマンゼロに選ばれるまでの経緯のほうがよっぽどかコメディノリだったのもあってか、なんかシチュエーションに弱さを感じてしまうんですよね。なんというか、コメディテイストのウルトラマンだからこそのウルトラマンへの選ばれかただとか、変身の仕方というのもあったんじゃないかって気がするんですよね。そこへ来ると、二人がロッソとブルになるまでのドラマはあまりにオーソドックスすぎたというか、もう少し捻りが欲しかった気がしますね。

 変身したら変身したで、変身前の日常パートで描かれた”普段は慎重派だけど、いざとなると突拍子もないことをする兄貴”と、”普段は突拍子もない行動を取るけど、いざとなると慎重派になる弟”というそれぞれの意外性を活かしたバトルをしてくれると思いきや、然程生かされることもなく普段の性格のまま乗り切っちゃってるのもなんか違うよなあ、と。研究者として観察眼に優れるがゆえか、兄貴と自分とで出せる光線のかたちが異なることに気づいてクリスタルの交換を閃くイサミのくだりとか、水のバリアからの熱線などのイサミの閃きが光るくだりなんかはよかったと思いますが。でも、そのせいか常にカツ兄は、イサミにリードされっぱなしというのも兄貴としてどうなんだ、と。

 日常パートでは自由奔放な弟が慎重派の兄貴を振り回すけど、戦闘パートになると突然突拍子もないことをやりだす兄貴が研究者として慎重になってる弟を振り回すみたいな立場逆転があったほうがもっと兄弟の関係にもメリハリがついたんじゃないかって気がするんですよね。現状としては自由すぎる家族に振り回されて苦労が絶えない押しの弱い兄貴の域を出ていないカツ兄が心配になります。もうちょっと兄貴としての威厳というか、ここぞで頼りになるぜ!感が欲しいかな、と。とは言え、家族が自由すぎて彼がいないと絶対にクワトロM潰れるぜ!?というところではカツ兄しか頼りになる人がいないので、頑張れカツ兄!ぼくらのカツ兄!

 湊兄弟がルーブジャイロに選ばれた理由とか、怪獣を影で操る謎の暗躍者は何者かとか、湊家の母親の失踪の真実とは何かとか、愛と善意の伝道師は敵か味方かとか、結構謎めいた部分も多いので、その辺の謎が解き明かされる展開はとても楽しみですね。『オーブ』で言うところのガイさんとナオミの数奇な運命が明らかになったときみたいな見事なまでの伏線回収を期待したいところで。

 それはさておき感想記事ですけれども、前作『ジード』みたくシーン毎に感想をつけていくと、遅筆ゆえに下手すると記事づくりに1週間を要するので、今週の見どころ、気になるところ、押さえておくべきところ、今週の怪獣とそのバトルについてぐらいでライトに纏めていこうと思っています。

ウルトラマンオーブ THE CHRONICLE 第26話(終) 「届けオーブの祈り! 新たなる英雄登場!」感想

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空色カラス
■ウルトラマンオーブ THE CHRONICLE
ウルトラマンオーブ ザ・クロニクル第26話 届けオーブの祈り!新たなる英雄登場!
第26話(終) 「届けオーブの祈り! 新たなる英雄登場!」[2018年6月30日放送]


 オーブの活躍をガイさんの視点で振り返る『ウルトラマンオーブ THE CHRONICLE』も、今週でいよいよ最終回。今回は、始まりの地である惑星O-50の戦士の頂に戻ってきたガイさんが、オーブの光よりメッセージを受けて、新たなウルトラマンであるロッソとブルの能力や特徴を学ぶ『ウルトラマンR/B』直前スペシャル的な内容につけ加え、二人のウルトラマンの能力に関連するオーブの能力や、歴代の先輩方の能力を振り返る総集編を兼ねたボリューミーな回になっていました。『オーブ』最後の総括としても、『R/B』へのバトンタッチ回としても完璧な仕上がりだったと思います。

 にしても、敢えてオーブの光が直々にロッソとブルのことをガイさんに伝えるということは、彼らもまた惑星O-50に関連するウルトラマンということなのか。オーブの光はあまり肝心なことは語ってくれなかったのでなんともという感じではありましたが。というか、お前喋れたのかよ!という。ガイさんがミッション内容をきちんと読まないから口頭でってことなのか。それともミッションクリア報酬で、オーブの光と対等に話す権限を得たのか、その辺はよく分かりませんが。

 それでも、オーブの光がロッソとブルについて詳しすぎるので、何かあるのかなあと勘繰らずにはいられないわけですが。今回だけの特別仕様であんまり関係はないのかも?とはいえ、戦士の頂から新たな旅に出たガイさんが『R/B』の舞台である綾香市に訪れていたり、特に紹介こそなかったけれど、『R/B』の本編映像に登場した謎の黒いウルトラマンオーブなど、決してガイさんも『R/B』のお話に無関係ではないのかなと思わせるものがちらほらとあったので、或いは…?

 それにしても、ガイさんは一体何のために戦士の頂に再び訪れたのか。今回の内容を観るかぎり、戦士の頂に訪れたあとにオーブの光からのメッセージを受け取っているので、オーブの光にミッションの通知として呼ばれたわけでは決してないっぽいんですよね。仮にオーブの光が呼んだとするなら、ガイさんにロッソとブルのことを伝えるのは何のためか。ガイさんと、オーブの光を語り手としただけの『R/B』直前スペシャルというだけで深い意味はないのかもしれませんけれどもね。

 でも、それだとガイさん、自分語りに来ただけの自分大好きマンになってしまう訳ですが。わざわざ戦士の頂まで来て、オーブの光に対して自分語りとか面白すぎるでしょ。ガイさんが面白いのは今に始まったことではないですが。こんなことをするためにわざわざ戦士の頂まで来たわけではないと思うのだが、はてさて。

 それはさておき、『ウルトラマンR/B』ですけれど、ニュージェネレーションウルトラマンシリーズは特にご町内ヒーロー感というか、特定の範囲の中でのお話感が強いところありましたけれども今回はそれが更に極まった感じがありますね。1300年前に妖奇星(あやかぼし)の落ちた地・綾香市を舞台とするだけでなく、湊兄弟だけでなく湊家の絆と愛の物語みたいですし。宇宙規模なようでミニマムなお話というところでは、ウルトラマンシリーズというよりは『宇宙鉄人キョーダイン』とか『兄弟拳バイクロッサー』とかを彷彿とさせるものがあるかなあ、とか。

 にしても、肝心のロッソとブルの二人のウルトラマン。何らかの原因で散り散りになったルーブクリスタルと、何者かに与えられたキーアイテム”ルーブジャイロ”を使って湊兄弟が変身するということまでは分かりましたが、結構謎めいたウルトラマンっぽそうですよね。妖奇星と、ロッソとブルの出自は何か関係があるのか。そして、ロッソやブル本人たちには個人の意思はあるのかとか、基本設定以外何もかもが謎めいているところでありますが、どうなることでしょうというところで。

 直近のジードが出自がはっきりしていた分、ロッソとブルは余計にミステリアス感強いですよね。そこがどう解き明かされるのか楽しみではあるんですけど。それ以上にのっけからブラックキングだの、ガーゴルゴンだの新人ウルトラマンでどうにかなる相手じゃない怪獣ばかり相手にするみたいで湊兄弟大丈夫かよ!?と心配になる訳ですが、すべては次回からの『ウルトラマンR/B』をお楽しみにということで。

ウルトラマンオーブ THE CHRONICLE 第25話「レオ兄弟対兄弟怪獣 獅子の瞳が輝くとき!」感想

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空色カラス
■ウルトラマンオーブ THE CHRONICLE
ウルトラマンオーブ ザ・クロニクル第25話 レオ兄弟対兄弟怪獣 獅子の瞳が輝くとき!
第25話「レオ兄弟対兄弟怪獣 獅子の瞳が輝くとき!」[2018年6月23日放送]

ウルトラマンレオ 第22話「レオ兄弟対怪獣兄弟」 [1974年9月6日初回放送]より
脚本:田口成光 監督:深沢清澄 特撮監督:高野宏一


 今回、ガイさんがナビゲートするのは『ウルトラマンレオ』 第22話「レオ兄弟対怪獣兄弟」。マグマ星人に故郷を故郷を滅ぼされた際に、死に別れていたものと思っていた弟のアストラが、兄のレオのピンチに駆けつけるという熱いエピソードになっています。オーブもとい、ガイさんに縁もゆかりもないレオ兄弟を敢えて紹介するのは、来月から始まる新作『ウルトラマンR/B(ルーブ)』が兄弟ウルトラマンだから、それに因んでのことだと思います。

 このご時世に、地上波で『レオ』が放送されるというのは『レオ』大好きマンとしてはとても嬉しい限り。しかし、レオ兄弟は、R/B兄弟みたく全編を通して兄弟で戦うウルトラマンというわけでもないので、兄弟繋がりというだけで紹介というもどうかなと少しばかり思ったり。『ギンガS』の第8話や、『X』の第13話、第14話などもそうですけれど、『オーブ』本編のエピソードをいくつかをすっ飛ばして、お話の連続性を欠いてまで放送するべきだったかどうかは正直なんともという感じではあるのですが。

 ただ、『ウルトラマンゼロ THE CHRONICLE』が『ウルトラマンジード』の予習番組であったように、これらのセレクション放送が『R/B』本編に何らかの関わりを持たないとも限らないのでね。ニュージェネウルトラマンたちや、レオ兄弟の客演など…。本編は無理でも劇場版や、スピンオフでの共闘は期待しているところではあるので、折角なので何かあるといいなとは思いますが。

 それはさておき、今回のお話。突如出現した怪獣ガロンの猛攻で、瓦礫の下敷きになってしまった弟・あすかくんを必死に助けようとする兄のれおくんの姿に、かつての自分と、弟のアストラの姿を見たおゝとり隊員。れおくんとのやり取りの中でおゝとり隊員 = レオの悲しい過去が浮き彫りになっていく話の展開のスムーズさはいいですね。

 それと、れお・あすか兄弟に肩入れするあまりに変身すべきときにレオに変身しなかったばかりにガロンの猛攻をゆるし、被害を拡大させてしまったおゝとり隊員を叱責し、MACの隊長としてはレオなどに頼りたくはないと厳しく突き放す一方で、同じ宇宙人としてはレオだけを信頼していると語るなど、厳しいだけではない懐の広さも兼ね備えた理想の隊長としてモロボシ隊長の描かれているのも印象的ですね。初期の頃の『レオ』であったなら、れお・あすか兄弟に自分とアストラとの境遇を重ね、泣き言を語らんとするおゝとり隊員にきつく当たるだけでなく、その上で厳しい訓練を課したのではなかろうかと。

 ただ、弟怪獣・リットルの出現により、兄弟怪獣の猛攻になす術もなく負けたにもかかわらず、厳しい訓練を課すこともなく、兄弟怪獣の再度の出現の際に無策でレオを戦場に送り出しているところは、もしレオが負けたらどうするつもりだったのかとか思ったりもしますが。ガロン登場の段階で、MACも設立以来の大損害を負っており、とても兄弟怪獣に太刀打ちできる状況ではないですし。それでも全滅覚悟で戦うというのが、モロボシ隊長とMACの総意なんでしょうけれども。

 未曾有の危機に無策で挑むというのもアレだし、絶体絶命のピンチに、どこからともなくやってきたアストラの加勢で兄弟怪獣相手に大逆転というのは、それまでの『レオ』の展開と思うと、ご都合主義がすぎるというか、孤独の戦いを強いられていたこれまでのレオの戦いはなんだったのかみたいな思いもあります。ただ、劇伴のM1T3「真紅の若獅子」のバックに登場するアストラの場面は震えるほどに、涙が溢れるほどにグッとくるところであります。仮面ライダー1号の絶体絶命のピンチに「ライダー2号を忘れていたな!」と駆けつける仮面ライダー2号の痛快さに通じるものがありますね。

 アストラ登場からのレオ兄弟の反撃。兄弟の熱き絆がもたらす息の合った連携でガロンとリットルを圧倒し、兄弟による合体光線・ウルトラダブルフラッシャーで倒す様も見てて気持ちがいいですね。R/B兄弟においても、これぐらいの気持ちのいい兄弟連携が見られるといいなあ、と期待が膨らむところで。

ウルトラマンオーブ THE CHRONICLE 第24話「光る大空、繋がる大地 集結! 3大ウルトラマン!」感想

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空色カラス
■ウルトラマンオーブ THE CHRONICLE
ウルトラマンオーブ ザ・クロニクル第24話 光る大空、繋がる大地 集結!3大ウルトラマン
第24話「光る大空、繋がる大地 集結! 3大ウルトラマン!」[2018年6月16日放送]

ウルトラマンX 第14話「光る大空、繋がる大地」 脚本:林壮太郎 監督:坂本浩一[2015年10月20日初回放送]より


 今回、ガイさんがナビゲートするのは『ウルトラマンX』の第14話「光る大空、繋がる大地」。『ウルトラファイトビクトリー』から連なるグア軍団編の最終章にして、ギンガさん&ビクトリーさんの客演回の後編。この回を放送するからこそ、オープニング映像にて『オーブ』の映像作品に未参戦のギンガビクトリーが登場していたのかと合点がいったところで。オーブのような複数のウルトラマンの力をお借りした所謂”合体ウルトラマン”をフィーチャーした総集編でも組んでくるものかと当初は思っていたのですが、当てがはずれましたね。というか、『オーブ』のタイトルを冠した番組で『X』の本編を放送するというのは全く想像してなかったところですが。

 それはさておき今回ですが、前回の「勝(ショウ)利への剣」のに引き続き、ヒカルと大空大地の名前がサブタイトルに含まれているのがグッとくるというか、作品レベルで『ギンガS』と、『X』がユナイトしている感じがあっていいですね。ただ、サブタイトルからでは内容が想像できないところではありますが。というか、別れのシーンでの、大地に語った「この空で繋がっている」というヒカルの劇中のセリフを聴かないと、ちょっとピンと来ないタイトルのようにも思います。

 そして、今回のお話ですけれど、劇場版みたいな物量というか、一大アクション巨編というか、実質的『ウルトラファイトX』みたいなところがあるので、ドラマに関してはややあっさりした印象を受けますが、それゆえに3大ウルトラマンの紹介編としてセレクションするにはもってこいなのかなとも思ったり。グア軍団の一時撤退から再出現の間以外はずっとバトルしているようなお話ですし。ただ、そんな中でもウルトラマンに変身するUPGの二人との出会いによってXioの隊員たちがウルトラマンの本質に迫ったり、大地がどんなかたちでの怪獣との共存を目指しているのかというのが具体的に語られたりと、割と重要なことやってるんですよね。

 ショウとシェパードンの繋がりや、怪獣が幸せに暮らせる世界を築いたコスモスさんの話、セブンさんとカプセル怪獣との関係など、怪獣と深い絆で結ばれたウルトラマンは多いというのをヒカルとショウから聴いて、より怪獣との共存への情熱を燃やす大地の場面は、客演回ながらも話の本筋を進めてきているところはリアルタイムで観てとても感心したポイントでもありました。前回のショウの剣術指南もそうでしたが、この客演があればこそ次の段階に繋げられるというか、この客演を上手く利用して話を次のステップに進めてるのが好印象でしたね。

 あと、ウルトラマンに変身するヒカルとショウが地球人であることを訝しむ橘副隊長の場面は、その後の橘副隊長に身に起こることを思うとちょっとニヤリとできる部分かなと思ったり。その後の橘副隊長の身に起こることを知りたい方は、『X』本編を御覧くださいというところではあるのですが。

 アクションに関しては、過剰なまでのサービスというか、最大物量で攻めてくる様は流石坂本浩一監督回。見せ場の大盤振る舞いは本当にご馳走様でしたと言わんばかり。人間の味方のサイバーゴモラと、侵略者の尖兵のメカゴモラによる人工ゴモラ対決。主題歌『ウルトラマンX』に乗せて、ギンガさんによるギンガサンダーボルト、ビクトリーさんによるエレキングテイル、エックスさんによるエレキング電撃波の三者三様の電撃攻撃のコンボをグア・スペクターに叩き込むくだりは坂本監督らしいコンボで最高だったと思います。あと、エレキングテイルとエレキング電撃波による”エレちゃん祭り”に「こりゃたまらんですな…」とうっとりするルイルイのくだりもたまらんですな(笑
 

ウルトラマンオーブ THE CHRONICLE 第23話「勝利への剣 激闘! ウルトラマンエックス」感想

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空色カラス
■ウルトラマンオーブ THE CHRONICLE
ウルトラマンオーブ ザ・クロニクル第23話 勝利への剣 激闘!ウルトラマンエックス
第23話「勝利への剣 激闘! ウルトラマンエックス」[2018年6月9日放送]

ウルトラマンX 第13話「勝利への剣(つるぎ)」 脚本:三好昭央 監督:坂本浩一 [2015年10月13日初回放送]より


 今回、ガイさんがナビゲートするのは『ウルトラマンX』の第13話「勝利への剣(つるぎ)」。エックスさんと大地がエクシードエックスの力を得た直後のお話になります。エクシードエックスにパワーアップするための聖剣・エクスラッガーを使いこなせず、大地の地球に現れたグア軍団率いる幻影宇宙大王モルド・スペクターに苦戦を強いられたエックスさんと大地。そんな中、別の宇宙よりやってきたウルトラマンビクトリーこと、ショウから剣を学ぶことに…というのが今回の大まかなお話。

 例によって、このお話の前編にあたるエクシードエックスの初登場回である「虹の行く先」と、グア軍団の復活のきっかけとなった戦いが描かれた『ウルトラファイトビクトリー』が放送されていないので話の前後が分かりにくい気がしないでもないですが、グア軍団復活のくだりはショウが断片的に語ってくれるので敢えて観なくてもわかるかな、と。にしても、『ウルトラファイトビクトリー』の後日譚としてがっつりお話を繋げてきたのには、リアルタイム放送当時かなり驚かされたのを思い出します。元々は別のストーリーが用意されていたらしいですけどね。

 それはさておき、『ギンガS』のコラボ回としては、アリサ隊員も思いの外活躍してくれるだけでなく、彼女の思いがけない一言から、Xio隊員らがウルトラマンは人間が変身しているものと知るきっかけになるなど、結構重要な役割を担ってるのが美味しい訳ですが。ギナ・スペクターとのキャットファイト要員として連れてきた感を拭えないのが、よくも悪くも坂本監督回らしいかなとか思っちゃったりしますね(何

 肝心のショウに関しては、ジュダ・スペクター以上の力を持つモルド・スペクターに対してナイトティンバーを抜かなかったこともそうですけど、モルド・スペクターに対して一方的な戦いを強いられた挙げ句、変なマスクを装着させられて喋れなくされた挙げ句拉致されて、無様な姿を晒していたのは彼も同じなのに、どの口が大地の戦いかたを非難するかと言わんばかりで。ただ、大地に対するショウの言わんとしていることも分からなくはないのですが。戦いに際して剣の技量どころか体力も足りてない上に逃げ腰なのは、ショウとの剣の特訓の様を見れば明らかですしね。いくらショウの特訓が厳しいとはいえ。

 そんな大地が一朝一夕の稽古で剣の技量が向上して、エクスラッガーを使いこなせるようになるどうかなと思うところはありますけど、新たな武器を得ただけでは強くなれない。それを使いこなすだけの本人の技量が必要であるからこそ、自分の腕を磨くことを怠ってはならないというスポ根テイストは、大好きな『レオ』に通じるところがあってグッとくるものが。それに、レオさんの弟子であるゼロさんの、そのまた弟子であるショウが大地に剣を指南をするというシチュエーションは最高だと思うんですよね。

 それでいて、厳しい特訓を重ねたことによって芽生えたショウとの友情と絆。そして、ショウより学んだ剣術でモルド・スペクターを圧倒する様は非常に熱いですし、エクシードエックスとビクトリーナイトが並んで強敵に向かう様はたまらないものがありましたね。にしても、「時既に遅し!グア軍団はもうそこまで来ておるわ!」からのギンガファイヤーボール。そして、スーパーヒーロー着地からの「お前が待ってる奴らは俺が倒してきたぜ!」のコンボをキメてくるギンガさんもとい、ヒカル先輩マジパネェっす。

 だいだいこういうときってもっと強い敵が現れて、二大ウルトラマン危うし!?みたいな空気で次回へ続くってなりそうなのに、ギンガさんが登場して間違いなく大勝利のパターン入って次回へ続くってホント独特な回だよなあ、と。でも、最高の引きだよなあ、と思います。先輩ヒーローのかっこよさ、頼もしさを遺憾なく発揮してくる様はやっぱり坂本監督回らしいな、と。