Crow's Note

空色カラスが観たモノ(特撮、映画、アニメ)の感想などを不定期的に綴る隠れ家系語りBlogです。

あの”超古代の光の巨人伝説”が、令和の世に蘇る! 『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』 2021年7月10日(土)朝9時放送開始!

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 今年も、新ウルトラマンシリーズの情報解禁が解禁されましたね。昨年の『ウルトラマンZ』放送中は、ニュージェネ最終作みたいな風な噂も経ち、2021年は映画『シン・ウルトラマン』もあるしで、TVシリーズはお休みになるのかなとか思ってたんですけどね。今年もやります!ウルトラマン!といったところで。

 今年は『ウルトラマンティガ』25周年だし、『ウルトラマン クロニクルZ ヒーローズオデッセイ』にて、『ティガ』をフィーチャーしていることを考えると、今年のウルトラマンは『ティガ』絡みだということは誰もが想定していたことでしょう。

 でも、『ティガ』続編でもなく、リメイクでもなく、『ティガ』のストーリーや、3種類のタイプチェンジなどの基本コンセプトを継承しつつもまったく新しい物語を築くというのはまったく想定していなかったところで。リメイクでも、続編でもないのに『令和版ウルトラマンティガ』とはこれ如何にというところではありますが。リブートとも違いますしね。なんというか、換骨奪胎作とでもいうべきなのかな。

『仮面ライダー』50周年と、リブート版『BLACK』制作決定について思うこと

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仮面ライダー

 僕が初代『仮面ライダー』を観たのは、小学生の頃。衛星放送での再放送だった。自宅の近所にはレンタルビデオショップが少なく、あっても特撮のビデオの本数が少なかったため、それまで『仮面ライダー』本編をきちんと見たことなかった。それゆえに”伝説”のヒーロー番組が観られる!みたいな思いで放送が待ち遠しかったのを覚えている。放送の際には、食い入るように観たし、VHSに録画して何度も観た。あの日々から20年以上――。

 生誕20周年記念の『真・仮面ライダー~序章~』、『仮面ライダーZO』、30周年記念の『仮面ライダーアギト』、35周年記念の『仮面ライダーカブト』。そして、40周年記念の『仮面ライダ―フォーゼ』、『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』、『劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル』、『仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGA MAX』。

 45周年記念の『仮面ライダーエグゼイド』、『仮面ライダー1号』。『ZO』以降の仮面ライダーのアニバーサリーには、ほぼリアルタイムで付き合ってきた。抜けているものもあるかもしれないが、それはご容赦願いたい。そして、今年の50周年のアニバーサリー。

 正直、45周年記念が、自分の思っていたのと違ったというもあって、あんまり響かなかった。それもあってか、50周年もそう大したことはやらないだろう……みたいな想いがあった。正直、考えが甘かった。もっと雑な企画で失笑させてくるかと思っていたから、あんなにも心を揺さぶられる報ばかり来ようとは。正直驚きであった。正直、東映を見くびっていた。



祝!『鳥人戦隊ジェットマン』 30周年!~永遠にはばたけ!鳥人よ~

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 久しぶりにウルトラマン以外の記事になります。前々から意識はしていたのですが、今年に入ってからいろいろと環境が変わりまして2月15日までに用意できなかったのがちょっと残念で。なにはともあれ、今年の2月15日で我らが『鳥人戦隊ジェットマン』が30周年だそうで。ジェットマン好きを公言しているくせに忘れてんなよって感じなんですけれどもね。

 それはそれとして、30周年ですよ。30周年。リアルタイムで観ていた世代としては、当時の天堂 竜や、結城 凱の設定年齢よりも歳を重ねてしまっていることに感慨深さと、思いがけず遠くに来てしまったことに対する寂しさみたいなものあったり。

 金曜日の17:30にTVの前で、第1話「戦士を探せ」を観たときの衝撃は未だに鮮明に覚えているのに。その鮮明さも、もう30年も前のものだというのがにわかに信じがたいというか。あの衝撃から30年とか、本当に遠くに来てしまったんだなあ、と。

ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀 Episode 10(終) 感想

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■ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀
Ep.10Ep.10
Chapter.3:明かされし野望-The Appearance-
Episode 10[2021年01月31日配信]
脚本:足木淳一郎 監督:坂本浩一


 いよいよ本作も最終回!前回の怒涛の展開からして、どんなクライマックスを迎えることだろうとワクワク感半端なかったわけですが、「え?えええええ」と叫んでしまうようななんとも言えない幕切れだったのは少しショックでしたね。多分、本作は”アブソリューティアンとの戦いの幕開けの物語”にすぎないものだとは薄々予想はしていましたけどね。

 それでも、裏技的なウルティメイトシャイニングウルトラマンゼロをお出ししておいて、多少拮抗はできたものの結局時間切れで負けてしまうというのは残念でしたね。消耗が激しく無闇に使えないシャイニングの力を、更にウルティメイトイージスでブーストをかける的な強引にも程がある”奥義”的な感じでしたから、長時間使えないのは想定済みでしたけどね。

 とはいえ、タルタロスを敗北に至らしめることはできなかったものの、一太刀浴びせてそれ相応にダメージを与えた。それだけでなく、タルタロスをナラクの中まで追うことが出来ただけでも十分な成果だったんじゃないかな、と。ただでさえ、タルタロスの実力は未だ底知れぬものがありますし。

 それに、ナラクへ逃げられてしまうとこれまで全く追う手段がなかったウルトラマン側からすれば、ひとつでも手段があれば今後の戦略も立てやすいのではなかろうかと。しかし、次元と時間と超越する手段がゼロにしかなく、それも不安定というところは痛手ではありますが。これをどう克服するかが、アブソリューティアンの攻略の鍵になるんでしょうけれど。それが可能な戦士をウルトラリーグに引き入れるとか……?でも、それが可能な戦士って誰だろう。


 タルタロスと共にナラクへ飛び込んでいったゼロ。その一方で、恐魔人ゼットとの決着をつけんとするトライスクワッドの面々。ヒロユキとの絆の証であるトライストリウムに、ヒロユキなしで変身できてしまうのは複雑な想いもありました。それでも、ヒロユキなしでも戦える戦い方を修行の中で編み出しているのはとてもトライスクワッドらしいかなって。ヒロユキがいてこそ使える技は絶対に使わないし、絶対に使えないという制約を超えてこないところも。

 それに、ヒロユキなしでもトライストリウムに変身という不可能を可能にしたシチュエーションがあればこそ、「頼もしくなったな、タイガ!最後まで諦めず、不可能を可能にする!それがウルトラマンだ!」というメビウスのセリフが輝くというか。それにしても、活躍するタイガを見ての「よい生徒を持ったな!メビウス」という80の先生に涙腺が最高に緩みましたね。矢的先生!それでいて、タロウ教官に憧れて、後輩の育成に励むメビウスに対しても最高の賛辞ですよね。

 にしても、トライストリウムと恐魔人ゼットとの戦いで、トライストリウムが恐魔人ゼットの得物を受け止めている間に、巧いこと攻撃を決めてくるゼットくん。そこから何の合図もないのに息を合わせてトライストリウムとゼットくんで恐魔人ゼットを叩きのめすくだりは最高にテンション上がりましたね。赤と青。好対照なウルトラマン同士のコラボというのも熱かったところで。

  「すみませんでした。タイガ先輩!未熟な俺を……」と、タイガからの強力を拒んで一人で突っ走ったことを気に病むゼットくんに対して、「気にするな!さあ、俺たちでこいつを倒すぞ!」と後輩の失敗を許しつつ、先輩として音頭を取るタイガがたまらなかったですね。タイガも”先輩”になったんだなあって。

 そして、『ZERO to INFINITY』をバックに始まるゼットくんとトライストリウムの連携。ゼットスラッガーとタイタスバーニングハンマーによる遠隔攻撃で、恐魔人ゼットのペースを乱し、間合いを詰めて風魔烈火斬!怯んだところですかざすタイガブラストアタックをキメて足止めしつつ、ゼットくんに「今だ!」という合図を送るタイガ。合図を受けたゼットくんによる単独ゼスティウム光線で、クリティカルなダメージを叩き込む様。タイガ側がアシストに回って、後輩を立てる構図がタイガ達が先輩ウルトラマンになったというのを強く感じられてよかったな、と。

 その上で、ヒロユキなしではクワトロスクワッドブラスターが使えないがゆえに、特訓して編み出した代わりの新必殺技で、恐魔人ゼットにとどめを刺すトライスクワッドは最高でしたね。トレギア、グリムド、難敵を倒して成長を重ねたトライスクワッドが、さらなる成長と修行を経て、3人の集大成とも言うべき必殺技を編み出していたというのもなかなか。惑星マイジーでの修行も無駄ではなかったな。

 レインボーストリウムバーストをキメて、複製ゼットン諸共恐魔人ゼットを粉砕し、トライストリウムから分離したトライスクワッド。爆炎をバックに、「終わったぜ、ゼット!」とガッツポーズをキメるタイガの構図がメチャクチャ爽やかで、とても好きなんですよね。タイガらしい爽やかさがあるというか。



 とは言え、ようやく恐魔人ゼットを倒したかと思えば、ナラクから放り出されるゼロ。ここから一片に敗北ムードに変わっていくのがちょっと観ててつらかったですね。気持ちよくタルタロス倒して終わって……はくれないか。でも、ウルティメイトシャイニングで激しく消耗しているはずのゼロがカラータイマー青で帰ってきたのは「え!?」ってなりましたけども。ウルティメイトイージスが肩代わりしてくれたんですかね。

光の国を第二の母星として、新たな”ザ・キングダム”を築くことが目的で、そのために時間軸を飛び越えて平行同位体の軍勢を築いていたというタルタロス。光の国を掌握することが目的であるならば、初めから光の国を襲撃してくればよかったものを何故光の国を襲撃してこなかったのか。何か直接狙えない理由でもあるんだろうか。未だにウルトラマンに対して本気出して来ないのも気になる。

 そして、平行同位体の軍勢用意してまで、敢えてユリアン王女襲撃にこだわったのは気になるところで。ウルトラマンたちを脅す材料に使いながらも、敢えてユリアン王女を殺さないからにはユリアン王女自身に何か活かしておかなければならない理由があるんでしょうけれども。光の国の王家の血が、新たなザ・キングダムを築くためには欠かせないとか?

 しかし、敢えて新たなキングダムを築くためにこんなまわりくどい手段に打って出るタルタロスも正直謎で。光の国を第二の母星にしなければならないことを考えると、現状のザ・キングダムはなんらかの事情で壊滅している可能性もあるんだろうか。壊滅してないのだとしたら、何故二つもザ・キングダムが必要なのか。タルタロスの目的の片鱗こそ見えてきたけど、全貌までは明かさない感じか。


 一度は助け出したはずのユリアン王女も捉えられ、肝心のタルタロスも軍勢と共にナラクに逃げられ、ウルトラマンには追う手段もなければ、彼らがどこに向かったのかも見当もつかない。打つ手のない状況の中で、届くヒカリからのウルトラサイン。まさかタルタロスとの軍勢との戦いの最中に、凶暴宇宙鮫ゲネガーグによる光の国襲撃が起きていたとは。警備がいつもより手薄のときを狙われたからこそ、割とあっさりゼットライザーとウルトラメダルが強奪されてしまったわけか……

 まさかここに来て本作が、『ゼット&ゼロ ボイスドラマ』と、『ウルトラマンZ』本編の間を繋ぐ物語になろうとは。というか、セレブロによる光の国襲撃があまりに巧く行き過ぎている理由づけがこんなところでなされようとは。その上で、アレだけの大事件を未熟なゼットくん一人で追っていた理由も明かされるとは。光の国の指令で動いていたわけでなくて、自ら志願して飛び込んでいったとは。完全に『Z』の前日譚でしたね。

 というか、今回の戦いで何故かゼロがゼットライザーを持っていたのも、本当はゼットくんに届けるためだったわけだ。しかし、肝心のゼットくんは大切なことが分かってないから渡さずに自分で使ってた、と。「こいつがないと三分の一人前のくせに……」と言ってたことを考えると、そういうことなんでしょうね。実戦経験乏しい弟子のゼットくんを気遣ってアイテム持ってくるとか、やっぱり師匠だわ。逆にゼロがこれ持ってこなかったら、こっちのゼットライザーも強奪されていた可能性もあるのかな……?


 それにしても、ゼロがゼットくん(とデビルスプリンターの一件)を追えるように、ゼロが請け負ったウルトラリーグの仲間集めの任務を、ギャラクシーレスキューフォースとトライスクワッドが引き継ぐことをリブットが率先して志願するところがよかったなって。これ見る限りは、次回作はリブットを中心としたウルトラリーグの物語になっていく感じっぽいですね

 それはそれとして、ゼロがゼットくんを追うにあたって、グリージョがゼロにグリージョチアチャージで恩返しするのも芸が細かいなって。前作でゼロからエネルギーを分け与えって貰っていた件もそうだけど、ここでグリージョによる回復を受けていなかったら、ゼロはセレブロが投げたブルトンの四次元空間を延々と彷徨うことになっていたでしょうからね。ただでさえ、シャイニングの力を使って消耗しているところですし。逆に、ゼロにしてはブルトンに手こずっていた理由も既に消耗済みで理屈が通るの凄いな。

 「仮にも”俺の弟子”を名乗ってる奴だからな……」と、ゼットくんを追っていたゼロ。そして、タルタロスに光の国を渡すわけには行かないと、彼らの野望を阻止すべく誓いを新たにするリブットをはじめとするウルトラリーグの面々。事実上敗北的な展開とは言え、次回作への希望を感じられるラストでよかったかな、と。しかし、ゼロですらタルタロスに勝てないのに如何にしてアブソリューティアンと戦っていくのか。非常に気になるところで。


 非常に気になるといえば、ナラクに幽閉されたユリアン王女が見た謎の戦士の正体。目の感じからするとセブン顔だが、セブンがこんなところに幽閉されているとも思えないし……。セブンの平行同位体(『ULTRASEVEN X』か、或いは『平成ウルトラセブン』世界のセブン)とか?それとも、僕らの知らない未知のウルトラマン?わざわざナラクの中に幽閉された挙げ句、拘束されているのを見るに自力でナラクを抜け出せるほどの存在なんだろうけれど。そうなると、平行同位体のゼロとかの可能性も考えたけど、目の感じが違うんですよね。一体、貴方は何者なのか。

 次回作ありきの2作目らしいラストでしたけれど、また年末まで待たされるかと思うとちょっとつらいかなあ、と。でも、今回は次回作が既に決定済みなので、もう少し早く来るかもですけど。はてさて、どうなることか。なにはともあれ、長くなってしまいましたが、これで『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』の感想記事を締めたいと思います。スタッフ&キャストの皆様、本当にお疲れ様でした。次回作も期待しています!

ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀 Episode 9 感想

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空色カラス
■ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀
Ep.9Ep.9
Chapter.3:明かされし野望-The Appearance-
Episode 9[2021年01月24日配信]
脚本:足木淳一郎 監督:坂本浩一


 光の国・王族専用宇宙船にて、銀河連邦平和会議のために惑星カノンに向かう途中であったユリアン王女が何者かに狙われた。犠牲を払いつつも、なんとか80の護衛もあって不時着した惑星エビルに逃れたユリアン王女であったが、彼女を待っていたのは宇宙恐魔人ゼットと、無数のゼットン軍団であった。時を同じくして、80によるものか、それとも別の生き残りか、光の国にユリアン王女が恐魔人ゼットに襲撃されたことを知らせるウルトラサインが届くのであった。

 いきなり容赦がないというか、なんというか。ユリアン王女を護衛していた兵士たちは皆死亡。生き残ったのはユリアン王女と、彼女を救った80のみ。その上で、宇宙恐魔人ゼットが率いるゼットンの軍勢が押し寄せてくるとか、絵面的に絶望感半端ないヤツですよね。

 というか、一度目はルーゴサイト。二度目は宇宙恐魔人ゼット。二度もユリアン王女を狙う、タルタロス側の目的は一体なんであろうか。光の国の王家の人間を二度も襲撃する……。やはり例の”ザ・キングダム”が関係しているのだろうか。最終回1話前なのに、全然タルタロスの狙いも、目的もわからない。けれど、襲撃の手は止まない……。限りなく面倒な相手ですね。



 惑星エビルに向かう救援部隊として、メビウスは「緊急事態だ!来い、タイガ!」と、タイガを引き連れて向かわんとするも、そこに「俺も行きます!」と同行を志願するゼットくん。「ダメだ!君にはまだ早い!」と断られるも、「俺も宇宙警備隊の一員です!行かせてください!」と食い下がるところは、とてもゼットくんらしさに溢れててよかったなと思います。

 にしても、時系列的にはゼットくんの採用試験合格以降、『ウルトラマンZ』第1話以前と言ったところだろうか。となると、今回のユリアン王女救出ミッションが、ゼットくんの宇宙警備隊としてのファーストミッションとなるのかな。その後の惑星エビルでの戦いのぎこちなさとか見るに。それを思うと、よき学びを得たいい経験になったのかな、と。

 それにしても、『ウルトラマン80』終盤の合体怪獣プラズマ・マイナズマ戦で見せてくれた80・ユリアンのタッグなら、こんなゼットン軍団くらいなんてことは!と思ったんですけど、多勢に無勢すぎたか。80もあっさり羽交い締め。ユリアンは宇宙恐魔人ゼットに捕まってしまうという事態に。惑星カノンで、80一人でルーゴサイトを退けたのを思うと、ちょっと残念な展開かな。



 ただ、ギリギリのところでメビウスたち救援部隊が到着するという展開は勿論のこと、かつてウルトラ兄弟たちに助けられ、一人前のウルトラマンとして成長していったメビウス。それが今度は、兄さんと慕う80を助ける側に回るというのは最高なんじゃないですかね。それも、メビュームブレードを駆使してゼットン軍団を蹴散らすメビウスの頼もしさたるや。

 『ウルトラマンメビウス』序盤のルーキー時代では、折れられてしまうこともあったメビュームブレードがこんなにも頼もしい武器になるなんてなあ。ヒカリからナイトブレスを託されてメビウスブレイブへの変身が可能になって以降、メビュームナイトブレードで剣の腕を上げていったから、ナイトブレスを返す頃にはだいぶメビュームブレードも頼もしい武器になっていましたけどね。

 そして、メビウスが、80とユリアン王女を救い出して以降の、80との共闘。主題歌バックでメビウス大暴れの上に、80との連携も見せてくれるとか大盤振る舞いもいいところでしょう。しかも、そこでバーニングブレイブまで出してくれるとかさあ。サービス精神旺盛すぎませんか。ちょっとサービスが過剰な感じになってませんか?いいぞもっとやれ(何



 頼もしいと言えば、ゼットくんの宇宙恐魔人ゼットに対しての第一声もだいぶ頼もしかったところで。「お前が恐魔人ゼットか!紛らわしい名前しやがって!俺はゼット!ウルトラマンゼット!ウルトラマンゼロの……弟子だ!」とか、「俺はゼロ!ウルトラマンゼロ!セブンの息子だ!」というゼロ師匠の初名乗りの口上を引用しての名乗り口上もそうだし。紛らわしい名前しやがって!とか、それはもうごもっともで。でも、宇宙恐魔人ゼットとウルトラマンゼット。直接対決はなかったものの、見たいバトルではありましたよね。

 ただ、メビウスが危惧したように、実戦経験の浅いゼットくんではゼットン軍団に歯が立たないのも仕方なく。というか、あの場で実戦経験乏しいのゼットくんくらいでは。逆にゼットくん庇いながらゼットン軍団蹴散らすタイガ強え。元々優等生だし、グリムド戦以降のタイガならこれくらい訳ないかと思うところで。

 しかし、折角宇宙警備隊の先輩が「ゼット!無茶するな!協力して戦うぞ!」と援護してくれているのに、「大丈夫!やれます!」と自分一人で突っ込んでいくゼットくんには「あちゃー……」という気分でしたね。どんなにゼットン軍団に打ちのめされても立ち上がる不屈の精神は買うものの。

 とはいえ、「俺はもっとやれるはずなのに……!」という考えはよくないというか、新人にありがちな勘違いというか。メビウスに釘を差されて、タイガからも無茶するなと言われてるのに、自分はもっとやれるという勘違いで突っ走ってしまうのは若さを感じる反面、やっぱり未成熟だなあ、と。



 そんなゼットくんの勘違いを正すが如くに、「そんなんじゃ、俺に弟子入りするのは2万年早いぜ!」という叫びと共に現れるウルトラマンゼロ!そして、ゼロがスカウトしてきたウルトラリーグの面々たち。ゼロの叫びがこだましたときに、ゼットくんと同じく「この声は!」って思わず反応してしまいましたね。『Ultra Spiral』のイントロをバックに、ウルトラリーグの面々のカットインが連続で入る演出も最高にかっこよくてゾクゾクものでした。

 いつも以上に荒々しく豪快な戦いぶりを見せるゼロ。スプレッダーロッドの華麗な操りぶりで、ゼットン軍団を捌き切るリブット。かつてのアンドロ警備隊隊長の腕は伊達ではないところ見せつけてくれるアンドロメロス。U40最強の戦士たる実力を存分に発揮して、背後からの不意打ちにも対応してみせるジョーニアス。

 重厚な鉄拳を浴びせてゼットン・ファルクスすらぶち抜くタイタス。残像の残すほどのスピードファイトでハイパーゼットンを圧倒するフーマ。お兄ちゃんズがいない綾香市を一人で守ってきただけに、拙いなりにそれなりに力も技も身についてきたグリージョ。一人ひとり、個性的を活かしてゼットン軍団に立ち向かうウルトラリーグの面々最高でした……



 それにしても、ゼットくんに対して、「まだお前を弟子にした覚えはねえ!」とかなんとか言いつつも、ボロボロのゼットを庇ったり。その上で、「一人でなんでも出来る気でいるうちは、大事なことが分かってないってことだ!そこで見とけ!」とお説教するところは完全に師匠ムーブ全開でしたね。そこがゼロのいいところではあるんですが。

 そして、かつてのゼロも一人でなんでも出来る気でいたひよっこだったことを考えると、今ではその大事なことを学び、それを後輩に教える世代に回ったことが非常に感慨深いところで。ゼロ自身が自らの身を持って学んだ教訓だからこそ、響くものがありましたね。それを弟子に伝える……。もう完全に立派な師匠じゃないですか。そして、ここから始まるウルトラマンたちの連携ショーも最高の最高でした。



 セブンの息子と、タロウの息子による連携。ゼロの力とタイガの力を200万パーセント共鳴させるプラズマゼロレット効果もあってか、エメリウムスラッシュとエメリウムブラスター。ワイドゼロショットとワイドタイガショットと、ゼロ由来の技でゼロと連携するタイガには『ウルトラマンタイガ』本編でのゼロの客演回以上に興奮するものがありました。

 息子連携の次は、U40連携。ジョーニアスのプラニウム光線と、タイタスのプラニウムバスターを同時に撃ち出すシーンとかさ。『ウルトラマンタイガ』本編で見たかったやつ!ってなりましたね。互いの出自の違いを越えてU40の同志として、戦友として、ジョーニアスと肩を並べて戦うだけでなく、U40最強の戦士と遜色のない戦いぶりを見せてくれるタイタス。本当に嬉しかったですね。タイタスも大賢者様からスターシンボルを贈られた戦士なだけに実力は本物ですね。

 個人的にもっと嬉しかったのは、フーマとリブットの連携。互いに武芸を誰かを守るために扱う戦士にして、光輪系の技の名手。そんな2人が即興で手を組みつつも、光波手裏剣とリモートカッターで、ゼットンシャッターを砕き割り、ゼットンを打ち砕く様はシビれました。この2人、共に戦い方がクールかつスマートでかっこいいんですよね。

 周囲が連携で魅せる中、単独でダブルランサーを振るい、ゼットン軍団を一撃の下に撃破するアンドロメロスのいぶし銀感がたまらないところで。同じ長い得物でも、リブットのスプレッダーロッドは高速の打撃。ダブルランサーは力強い斬撃と、異なるアクションで見せるところはやはり坂本監督味を感じるところで。

 そして、戦士としてはまだまだ未熟なれども、ユリアン王女を助けるために必死に戦うグリージョの様を見ていると、素人なりに自分たちの色で染め上げてウルトラマンを極めて行った湊兄弟の妹という感じが色濃く出てていいんですよね。やっぱこの娘、お兄ちゃんズの妹だわって。

 グリージョからの援護を受けて、「ありがとう、一緒に戦いましょう!」と申し出るユリアン王女も、ただ守られてばかりのプリンセスではなく、平和のために戦う戦士という感じがあってよかったな、と。”男なら誰かのために強くなれ 女もそうさ 見てるだけじゃ始まらない”って感じですよね(作品違 それにしても、ユリアンの光線技とか地味に貴重なヤツじゃないですか?



 ゼロをはじめとするウルトラリーグの連携ぶりを見て、「凄い……!これが仲間を信じ、絆を築いたウルトラ戦士たちの……光の使者たちの力」と諸手を挙げて感激するゼットくんの気持ち、とてもよく分かるというか。これは感激モノですよね。しかし、その感激を一瞬にして打ち砕いてくるタルタロス許すまじ。

 空間移動能力を用いてタルタロス自らがユリアン王女を攫いに来るとか。時間と次元を超えた特大スケールの暗躍をしている悪役にもかかわらず、やることが小者というか、相変わらずセコいんだよな。堂々と襲ってこないというか。しかし、タルタロス自らのユリアン王女誘拐に際し、「させるか!」と同じく次元を超えられるゼロが対応するというのは「お!」と思いました。

 しかし、次元を超えるウルティメイトイージスの力と、時間を超越できるシャイニングの力をひとつにして、次元と時間を自由に行き来するタルタロスに対して互角に渡り歩けるウルティメイトシャイニングウルトラマンゼロに変身するとか。その展開は想像してなかったですわ。

 前作の『ニュージェネレーションヒーローズ』で、金色のウルトラマンゼロ ビヨンドであるギャラクシーグリッターをお出ししてきたと思ったら、今度は白銀のウルトラマンゼロですよ。金色の究極生命体と互角に戦うにあたって、白銀の超人に変わるというのがたまらないですね。単純な戦闘力では、多分ゼロ ビヨンド(ギャラクシーグリッター)のほうが強いんでしょうけれど。相変わらずゼロは限界がなさすぎるな。どこまで進化するんだろうか。

 しかし、あと残り10分で、”ザ・キングダム”の全貌や、タルタロスの目的。そして、タルタロスの撃破とか、出来るんだろうか。一体、ラストはどんな展開を迎えるのか。本当にあと1話で終われるの?という感じですよね。どうなることやら。


※現在多忙につき、後日追記と修正を予定しています。




 未公開映像5分を追加したディレクターズカット版の収録に加え、配信版全98分を一本化したバージョンを映像特典として収録した『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』のBlu-rayが2021年5月26日(水)に決定致しました!

 
©円谷プロ
©TSUBURAYA PRODUCTIONS Co., Ltd.
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