Crow's Note

空色カラスが観たモノ(特撮、映画、アニメ)の感想などを不定期的に綴る隠れ家系語りBlogです。

ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀 Episode 9 感想

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空色カラス
■ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀
Ep.9Ep.9
Chapter.3:明かされし野望-The Appearance-
Episode 9[2021年01月24日配信]
脚本:足木淳一郎 監督:坂本浩一


 光の国・王族専用宇宙船にて、銀河連邦平和会議のために惑星カノンに向かう途中であったユリアン王女が何者かに狙われた。犠牲を払いつつも、なんとか80の護衛もあって不時着した惑星エビルに逃れたユリアン王女であったが、彼女を待っていたのは宇宙恐魔人ゼットと、無数のゼットン軍団であった。時を同じくして、80によるものか、それとも別の生き残りか、光の国にユリアン王女が恐魔人ゼットに襲撃されたことを知らせるウルトラサインが届くのであった。

 いきなり容赦がないというか、なんというか。ユリアン王女を護衛していた兵士たちは皆死亡。生き残ったのはユリアン王女と、彼女を救った80のみ。その上で、宇宙恐魔人ゼットが率いるゼットンの軍勢が押し寄せてくるとか、絵面的に絶望感半端ないヤツですよね。

 というか、一度目はルーゴサイト。二度目は宇宙恐魔人ゼット。二度もユリアン王女を狙う、タルタロス側の目的は一体なんであろうか。光の国の王家の人間を二度も襲撃する……。やはり例の”ザ・キングダム”が関係しているのだろうか。最終回1話前なのに、全然タルタロスの狙いも、目的もわからない。けれど、襲撃の手は止まない……。限りなく面倒な相手ですね。



 惑星エビルに向かう救援部隊として、メビウスは「緊急事態だ!来い、タイガ!」と、タイガを引き連れて向かわんとするも、そこに「俺も行きます!」と同行を志願するゼットくん。「ダメだ!君にはまだ早い!」と断られるも、「俺も宇宙警備隊の一員です!行かせてください!」と食い下がるところは、とてもゼットくんらしさに溢れててよかったなと思います。

 にしても、時系列的にはゼットくんの採用試験合格以降、『ウルトラマンZ』第1話以前と言ったところだろうか。となると、今回のユリアン王女救出ミッションが、ゼットくんの宇宙警備隊としてのファーストミッションとなるのかな。その後の惑星エビルでの戦いのぎこちなさとか見るに。それを思うと、よき学びを得たいい経験になったのかな、と。

 それにしても、『ウルトラマン80』終盤の合体怪獣プラズマ・マイナズマ戦で見せてくれた80・ユリアンのタッグなら、こんなゼットン軍団くらいなんてことは!と思ったんですけど、多勢に無勢すぎたか。80もあっさり羽交い締め。ユリアンは宇宙恐魔人ゼットに捕まってしまうという事態に。惑星カノンで、80一人でルーゴサイトを退けたのを思うと、ちょっと残念な展開かな。



 ただ、ギリギリのところでメビウスたち救援部隊が到着するという展開は勿論のこと、かつてウルトラ兄弟たちに助けられ、一人前のウルトラマンとして成長していったメビウス。それが今度は、兄さんと慕う80を助ける側に回るというのは最高なんじゃないですかね。それも、メビュームブレードを駆使してゼットン軍団を蹴散らすメビウスの頼もしさたるや。

 『ウルトラマンメビウス』序盤のルーキー時代では、折れられてしまうこともあったメビュームブレードがこんなにも頼もしい武器になるなんてなあ。ヒカリからナイトブレスを託されてメビウスブレイブへの変身が可能になって以降、メビュームナイトブレードで剣の腕を上げていったから、ナイトブレスを返す頃にはだいぶメビュームブレードも頼もしい武器になっていましたけどね。

 そして、メビウスが、80とユリアン王女を救い出して以降の、80との共闘。主題歌バックでメビウス大暴れの上に、80との連携も見せてくれるとか大盤振る舞いもいいところでしょう。しかも、そこでバーニングブレイブまで出してくれるとかさあ。サービス精神旺盛すぎませんか。ちょっとサービスが過剰な感じになってませんか?いいぞもっとやれ(何



 頼もしいと言えば、ゼットくんの宇宙恐魔人ゼットに対しての第一声もだいぶ頼もしかったところで。「お前が恐魔人ゼットか!紛らわしい名前しやがって!俺はゼット!ウルトラマンゼット!ウルトラマンゼロの……弟子だ!」とか、「俺はゼロ!ウルトラマンゼロ!セブンの息子だ!」というゼロ師匠の初名乗りの口上を引用しての名乗り口上もそうだし。紛らわしい名前しやがって!とか、それはもうごもっともで。でも、宇宙恐魔人ゼットとウルトラマンゼット。直接対決はなかったものの、見たいバトルではありましたよね。

 ただ、メビウスが危惧したように、実戦経験の浅いゼットくんではゼットン軍団に歯が立たないのも仕方なく。というか、あの場で実戦経験乏しいのゼットくんくらいでは。逆にゼットくん庇いながらゼットン軍団蹴散らすタイガ強え。元々優等生だし、グリムド戦以降のタイガならこれくらい訳ないかと思うところで。

 しかし、折角宇宙警備隊の先輩が「ゼット!無茶するな!協力して戦うぞ!」と援護してくれているのに、「大丈夫!やれます!」と自分一人で突っ込んでいくゼットくんには「あちゃー……」という気分でしたね。どんなにゼットン軍団に打ちのめされても立ち上がる不屈の精神は買うものの。

 とはいえ、「俺はもっとやれるはずなのに……!」という考えはよくないというか、新人にありがちな勘違いというか。メビウスに釘を差されて、タイガからも無茶するなと言われてるのに、自分はもっとやれるという勘違いで突っ走ってしまうのは若さを感じる反面、やっぱり未成熟だなあ、と。



 そんなゼットくんの勘違いを正すが如くに、「そんなんじゃ、俺に弟子入りするのは2万年早いぜ!」という叫びと共に現れるウルトラマンゼロ!そして、ゼロがスカウトしてきたウルトラリーグの面々たち。ゼロの叫びがこだましたときに、ゼットくんと同じく「この声は!」って思わず反応してしまいましたね。『Ultra Spiral』のイントロをバックに、ウルトラリーグの面々のカットインが連続で入る演出も最高にかっこよくてゾクゾクものでした。

 いつも以上に荒々しく豪快な戦いぶりを見せるゼロ。スプレッダーロッドの華麗な操りぶりで、ゼットン軍団を捌き切るリブット。かつてのアンドロ警備隊隊長の腕は伊達ではないところ見せつけてくれるアンドロメロス。U40最強の戦士たる実力を存分に発揮して、背後からの不意打ちにも対応してみせるジョーニアス。

 重厚な鉄拳を浴びせてゼットン・ファルクスすらぶち抜くタイタス。残像の残すほどのスピードファイトでハイパーゼットンを圧倒するフーマ。お兄ちゃんズがいない綾香市を一人で守ってきただけに、拙いなりにそれなりに力も技も身についてきたグリージョ。一人ひとり、個性的を活かしてゼットン軍団に立ち向かうウルトラリーグの面々最高でした……



 それにしても、ゼットくんに対して、「まだお前を弟子にした覚えはねえ!」とかなんとか言いつつも、ボロボロのゼットを庇ったり。その上で、「一人でなんでも出来る気でいるうちは、大事なことが分かってないってことだ!そこで見とけ!」とお説教するところは完全に師匠ムーブ全開でしたね。そこがゼロのいいところではあるんですが。

 そして、かつてのゼロも一人でなんでも出来る気でいたひよっこだったことを考えると、今ではその大事なことを学び、それを後輩に教える世代に回ったことが非常に感慨深いところで。ゼロ自身が自らの身を持って学んだ教訓だからこそ、響くものがありましたね。それを弟子に伝える……。もう完全に立派な師匠じゃないですか。そして、ここから始まるウルトラマンたちの連携ショーも最高の最高でした。



 セブンの息子と、タロウの息子による連携。ゼロの力とタイガの力を200万パーセント共鳴させるプラズマゼロレット効果もあってか、エメリウムスラッシュとエメリウムブラスター。ワイドゼロショットとワイドタイガショットと、ゼロ由来の技でゼロと連携するタイガには『ウルトラマンタイガ』本編でのゼロの客演回以上に興奮するものがありました。

 息子連携の次は、U40連携。ジョーニアスのプラニウム光線と、タイタスのプラニウムバスターを同時に撃ち出すシーンとかさ。『ウルトラマンタイガ』本編で見たかったやつ!ってなりましたね。互いの出自の違いを越えてU40の同志として、戦友として、ジョーニアスと肩を並べて戦うだけでなく、U40最強の戦士と遜色のない戦いぶりを見せてくれるタイタス。本当に嬉しかったですね。タイタスも大賢者様からスターシンボルを贈られた戦士なだけに実力は本物ですね。

 個人的にもっと嬉しかったのは、フーマとリブットの連携。互いに武芸を誰かを守るために扱う戦士にして、光輪系の技の名手。そんな2人が即興で手を組みつつも、光波手裏剣とリモートカッターで、ゼットンシャッターを砕き割り、ゼットンを打ち砕く様はシビれました。この2人、共に戦い方がクールかつスマートでかっこいいんですよね。

 周囲が連携で魅せる中、単独でダブルランサーを振るい、ゼットン軍団を一撃の下に撃破するアンドロメロスのいぶし銀感がたまらないところで。同じ長い得物でも、リブットのスプレッダーロッドは高速の打撃。ダブルランサーは力強い斬撃と、異なるアクションで見せるところはやはり坂本監督味を感じるところで。

 そして、戦士としてはまだまだ未熟なれども、ユリアン王女を助けるために必死に戦うグリージョの様を見ていると、素人なりに自分たちの色で染め上げてウルトラマンを極めて行った湊兄弟の妹という感じが色濃く出てていいんですよね。やっぱこの娘、お兄ちゃんズの妹だわって。

 グリージョからの援護を受けて、「ありがとう、一緒に戦いましょう!」と申し出るユリアン王女も、ただ守られてばかりのプリンセスではなく、平和のために戦う戦士という感じがあってよかったな、と。”男なら誰かのために強くなれ 女もそうさ 見てるだけじゃ始まらない”って感じですよね(作品違 それにしても、ユリアンの光線技とか地味に貴重なヤツじゃないですか?



 ゼロをはじめとするウルトラリーグの連携ぶりを見て、「凄い……!これが仲間を信じ、絆を築いたウルトラ戦士たちの……光の使者たちの力」と諸手を挙げて感激するゼットくんの気持ち、とてもよく分かるというか。これは感激モノですよね。しかし、その感激を一瞬にして打ち砕いてくるタルタロス許すまじ。

 空間移動能力を用いてタルタロス自らがユリアン王女を攫いに来るとか。時間と次元を超えた特大スケールの暗躍をしている悪役にもかかわらず、やることが小者というか、相変わらずセコいんだよな。堂々と襲ってこないというか。しかし、タルタロス自らのユリアン王女誘拐に際し、「させるか!」と同じく次元を超えられるゼロが対応するというのは「お!」と思いました。

 しかし、次元を超えるウルティメイトイージスの力と、時間を超越できるシャイニングの力をひとつにして、次元と時間を自由に行き来するタルタロスに対して互角に渡り歩けるウルティメイトシャイニングウルトラマンゼロに変身するとか。その展開は想像してなかったですわ。

 前作の『ニュージェネレーションヒーローズ』で、金色のウルトラマンゼロ ビヨンドであるギャラクシーグリッターをお出ししてきたと思ったら、今度は白銀のウルトラマンゼロですよ。金色の究極生命体と互角に戦うにあたって、白銀の超人に変わるというのがたまらないですね。単純な戦闘力では、多分ゼロ ビヨンド(ギャラクシーグリッター)のほうが強いんでしょうけれど。相変わらずゼロは限界がなさすぎるな。どこまで進化するんだろうか。

 しかし、あと残り10分で、”ザ・キングダム”の全貌や、タルタロスの目的。そして、タルタロスの撃破とか、出来るんだろうか。一体、ラストはどんな展開を迎えるのか。本当にあと1話で終われるの?という感じですよね。どうなることやら。


※現在多忙につき、後日追記と修正を予定しています。




 未公開映像5分を追加したディレクターズカット版の収録に加え、配信版全98分を一本化したバージョンを映像特典として収録した『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』のBlu-rayが2021年5月26日(水)に決定致しました!

 
©円谷プロ
©TSUBURAYA PRODUCTIONS Co., Ltd.
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