Crow's Note

空色カラスが観たモノ(特撮、映画、アニメ)の感想などを不定期的に綴る隠れ家系語りBlogです。

あの”超古代の光の巨人伝説”が、令和の世に蘇る! 『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』 2021年7月10日(土)朝9時放送開始!

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空色カラス


 今年も、新ウルトラマンシリーズの情報解禁が解禁されましたね。昨年の『ウルトラマンZ』放送中は、ニュージェネ最終作みたいな風な噂も経ち、2021年は映画『シン・ウルトラマン』もあるしで、TVシリーズはお休みになるのかなとか思ってたんですけどね。今年もやります!ウルトラマン!といったところで。

 今年は『ウルトラマンティガ』25周年だし、『ウルトラマン クロニクルZ ヒーローズオデッセイ』にて、『ティガ』をフィーチャーしていることを考えると、今年のウルトラマンは『ティガ』絡みだということは誰もが想定していたことでしょう。

 でも、『ティガ』続編でもなく、リメイクでもなく、『ティガ』のストーリーや、3種類のタイプチェンジなどの基本コンセプトを継承しつつもまったく新しい物語を築くというのはまったく想定していなかったところで。リメイクでも、続編でもないのに『令和版ウルトラマンティガ』とはこれ如何にというところではありますが。リブートとも違いますしね。なんというか、換骨奪胎作とでもいうべきなのかな。

■謎のヒーロー・ウルトラマントリガーの正体は?



 とはいえ、『NEW GENERATION TIGA』という副題を引っさげてくるからには、まったくウルトラマンティガも無関係というわけではないのでしょう。どのようにティガが関わってくるかは今のところ謎に包まれていますが。

 そもそも、ウルトラマントリガーなる新しいウルトラマンも、悠久の時を超えて蘇った超古代の光の巨人で、ティガ同様にマルチ、パワー、スカイの3タイプへのチェンジを可能とする戦士であること以外不明ですもんね。一体如何なるウルトラマンなのであろうか。

 ティガと同じく、ゼペリオン光線(マルチ)、デラシウム光流(パワー)、ランバルト光弾(スカイ)を必殺技とするからには、なんらかの理由で姿を変えたティガ本人なのか。それとも、ティガの並行同位体なのか。或いは本当によく似た別人なのか。公式サイトのビジュアルでの、光に照らされたトリガーと、まるでその影かのように配置された背中合わせのティガの姿がとても意味深に見えるわけですが、はてさて。

 それにしても、『ウルトラマンオーブ』以降、バランス型、パワー型、スピード型の3タイプを活かして戦うコンセプトのウルトラ戦士がそこそこいました。その上で、ティガのデザインコンセプトを継承したスペシウムゼペリオンもいたことで、デザインに対して、ティガの姿を初めて観たときのようなインパクトを感じないと言うか。新しさをあまり感じないのが気になるところではありますが……。ある意味狙ってる可能性も無きにしもあらずですが。

 それでも、ボディの模様やプロテクターはおろか、鶏冠の形状までガッツリ変わるのは、いい感じにティガと差別化を図ってきたなと思うところで。あと、ティガのときにはなかった武器による差別化もいい意味でニュージェネっぽいかな、と。マルチがソードで、パワーがハサミ?(クロー?)、スカイが弓。俊敏な戦いを得意とするスカイタイプに弓という組み合わせは、ウルトラマンネクサスのジュネッスブルーみたいで個人的に熱い組み合わせかな、と。

 それはそれとして、やっぱり紫色のウルトラマンっていいですよね。神秘的で。紫色のウルトラマンを生み出した『ウルトラマンティガ』という作品の偉大さがよく分かるところで。

■トリガーに変身する青年・マナカケンゴ



 マドカ・ダイゴと、マサキ・ケイゴのどちらも彷彿とさせる主人公名なのが気になるところではありますが、それよりもケンゴを演じる寺坂頼我さんの名前のほうがヒーローモノの主人公っぽい名前なのが面白いところで(?)。初めから防衛チームの隊員というわけではなく、開拓の進んだ火星で植物学者をしていたが、火星で光の巨人の出会うことで運命が一変するらしい。火星でウルトラマンと出会って、地球に戻って防衛チームに入隊という流れは、日豪合作の『ウルトラマンG(グレート)』のジャック・シンドー隊員を彷彿とさせる設定ですね。

 あと、開拓の進んだ火星で植物の研究という設定は、GUTS退役後のマドカ・ダイゴ隊員のそれを連想するというか、敢えて狙っての設定なのかな。

 それにしても気になるのは、変身アイテムが超古代の遺跡から発掘された神器を解析し、その構造を科学的に再現したというGUTSスパークレンス。

 人間が作ったウルトラマンの変身アイテムというのは、『ウルトラマンガイア』で、高山我夢が作ったエスプレンダーという偉大な前例があります。しかし、あのスパークレンスの構造を科学的に再現って、結構ヤバめな設定じゃないですか。人を光に変換する機能を人間の手で再現できてしまっているということはイーヴィルティガよろしく、イーヴィルトリガーが出てくる可能性や、『ダイナ』のテラノイドみたいな人造ウルトラマンが登場する可能性が高いというか。

 『ティガ』の物語を継ぐなら、そこは逆に避けて通れないですよね。人間の心の中には光と闇があって、それとどう向き合って生きるかを描いてこそ、『ティガ』を継ぐことになるのではと思いますし。『ティガ』を継ぐからには、怪獣や侵略者だけでなく、人間の心が引き起こす戦いも必ずあると思うんですよね。とはいえ、『ティガ』で描いた”答え”をまた再び出すだけなら、『トリガー』は要らなくなってしまうので、令和の今だからこそ出せる”答え”を出してほしいところではあります。

 しかし、スパークレンスを科学的に再現した変身アイテムが主人公の手に渡ってることを考えると、初めからチームには正体バレてる系なんでしょうかね?ケンゴが開発したアイテムなら、バレてないのかもかですが。学者とはいえ専門が違うからなあ。

■新世代の光の巨人伝説を坂本監督が撮る!



 『ウルトラマン』55周年、『ウルトラマンティガ』25周年という節目で、メインを務めるというだけでも超大役なのに、『ウルトラマンティガ』の系譜を継ぐ新たなウルトラマンのメイン監督という超大役。こんな大役を務められるのは、メイン経験豊富な田口清隆監督か、坂本浩一監督かといったところでしょうけれど。

 田口監督は、『ウルトラマンZ』でガッツリメインをこなした上に、今現在も『Z』のスピンオフなどで監督や脚本も務められているので、メインは難しいかといったころで。というか、劇場版なかった割に今も『Z』が現行というのが不思議な感じも。主にセブンガーで、ゼットくんいないですけど。そうなると、坂本監督にお声がかかるのも頷けるところではありますね。

 『ウルトラマンZ』で、ティガ、ダイナ、ガイアの力を借りて戦うガンマフューチャー初登場回を中心に、ガンマフューチャーが印象的に使われる回は大抵坂本監督回だったことを考えると、今思うとこれの布石だったのかなあ、とか思うところではあります。ただ、第22話のフォトンクラッシャーからのフォントエッジ重ね掛けのコンボとかは若手の奥野竜也助監督の功績が大きいところがあるので、逆にその奥野助監督が今年は特報PVにしか関わってないらしいのがちょっと気になると言うか。

 でも、そういった感じの撮影当日に出てきたような若手のアイデアを取り入れる坂本監督の柔軟性は、今回メチャクチャ強みになる気がするんですよね。というか、坂本監督って演出にカラーが強く出る監督だから、ワンマンなイメージで語られがちだけど、全然そんなことはないんですよね。それでも、坂本監督の個性が全面に滲み出るっていろいろ意味で凄いな、と。

 あと、個性といえば、坂本監督がメイン監督を務めた『ウルトラマンジード』でもそうでしたけど、坂本監督特有の爽やかさと繊細さ、明るさが作品にも現れるというか。それを踏まえて、”みんなを笑顔にしたい”というのが本作のテーマのひとつであることを考えると、坂本監督ってこれ以上ない人選なのかなって。

 それでいて、坂本監督ならば全面的に『ティガ』をリスペクトしつつも、それでいながら『ティガ』に囚われない、新しい時代の光の巨人伝説を紡いでくれるんじゃないかなって気がするんですよね。あとは、他の監督陣、脚本陣、スタッフ次第というか。多分、お互いにリスペクトし合う盟友・田口清隆監督は確実に参加してくれると思うんですが、はてさて。

 特に気になるのは脚本ですよね。『ウルトラマンZ』で、ウルトラに新風を吹かせてくれた吹原幸太先生のあとで、メイン脚本を務めるのって大変だと思うんですけど。その上で、『ティガ』に囚われずに『ティガ』をリスペクトした作品を描く。相当大変だと思います。更にいえば、確実に『ティガ』と比較されれることは避けられない。どんな布陣が『トリガー』の物語を紡ぐのか、非常に不安もあれど、非常に楽しみで。

 あと、音楽担当って誰になるんだろうなあって。やっぱり、『ウルトラマンティガ』で劇伴担当された矢野立美先生を呼んでいただけると非常に嬉しいところではあるんですが。特撮の劇伴は、『ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス THE FINAL BATTLE』以降参加されていないので、どうなのかなあ、と。

 最近は、ウルトラシリーズに初参加の方が劇伴担当されることも多いので、それはそれで楽しみかなと思うところではあります。『ウルトラマンタイガ』の森悠也先生、『ウルトラマンZ』の安瀬聖先生も、その作品に見合ったいい劇伴を手掛けてくださいましたし。

■『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』 作品概要

ウルトラマントリガー

放送開始日:2021年7月10日(土)
放送時間:毎週土曜日 午前9:00~9:30
放送局:テレビ東京系6局ネット 他
製作:円谷プロダクション・テレビ東京・電通
番組公式サイト:http://ani.tv/ultraman_trigger/
作品公式サイト:https://m-78.jp/trigger/
作品公式Twitter: https://twitter.com/ultraman_series/
出演:寺坂 頼我 ほか

 7月10日のウルトラマンの日という記念すべき日に放送開始なわけですけれども、『ウルトラマンZ』完全超全集発売から間もなくして『ウルトラマントリガー』放送開始とか。『Z』に浸る暇がねえ!嬉しい悲鳴ではありますが。そんなわけで、『ウルトラマントリガー』今から楽しみですね。みんなで観よう!

 感想記事はやるのかな。やれるのかな。ちょっと最近忙しいんで、どうなることか分からないですけど。今だから言える話として、『ウルトラマンZ』放送中は、ニュージェネが終わる気配があったので、ニュージェネ終わってウルトラマンが休止したら、僕もウルトラマン記事は休止しようと思ってたんですよね。今年は忙しくなるというのはその段階で決まってたんで。それでも蓋を開けたら『トリガー』じゃないですか。

 あと、『ウルトラマンZ』の最後の感想記事で、非常に励みになるコメントをTwitterの方で頂きまして、どんな事柄でも「他にない」と太鼓判を押して頂けたのは非常に嬉しかったですね。自分ならではものというか、オリジナリティがなければ、感想とて発信しても意味ないじゃないですか。

 あのコメントを頂けたときに「長いことウルトラマンの感想記事、続けててよかった」と思えて非常に嬉しく思えたので、今回もやれたらいいなと思うところで。ただ、『トリガー』放送前に『ティガ』の再履修をしたほうがいいのか。再履修しない方がいいのか非常に迷うところで。

 逆に今、『ティガ』を見返さない方が先入観がなくて観れていいかなと思う一方で、『ティガ』への細かいリスペクトを見逃してしまう可能性もあるので、どうしたものかと。難しいですね。なかなか。

※2021年4月18日 一部文章を編集致しました。


ウルトラマンティガ Complete Blu-ray BOX
長野博(出演), 高樹澪(出演), 大滝明利(出演), 吉本多香美(出演), 影丸茂樹(出演), 増田由紀夫(出演), 古屋暢一(出演), 川地民夫(出演), タケ・ウケタ(出演), 岡部健(出演), 石橋けい(出演), 長内美那子(出演), 二又一成(出演・声の出演), 松原信吾(監督), 高野宏一(監督), 村石宏實(監督), 神澤信一(監督), 川崎郷太(監督), 北浦嗣巳(監督), 岡田寧(監督), 大岡新一(監督), 原田昌樹(監督), 石井てるよし(監督), 実相寺昭雄(監督), 服部光則(監督), 佐川和夫(監督), 満田かずほ(監督), 笈田雅人(プロデュース), 諸冨洋史(プロデュース), 位下博一(プロデュース)
5つ星のうち4.9
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©円谷プロ
©ウルトラマントリガー製作委員会・テレビ東京
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